今こそ、世界は近くなる――東洋英和女学院大学国際社会学部からのメッセージ

東洋英和女学院大学キャンパス


新型コロナ感染症の影響で、留学プログラムが停止になったり、旅行業界からの求人が減少したりなど、「国際」系学部に進学する人の意気を削ぐような話が広まっています。外国は遠くなったのでしょうか。

むしろ逆です。

現在は、外界とのつながりが活発になっています。教育でもビジネスでもオンラインでの交流が盛んになり、日本にいながら外国の人々とリアルタイムで通信する機会が増えています。そこで共有される文書は日本語ではない場合が多いです。このような世界では、外国語を使えることが重要になってきます。

それだけではありません。日本社会は多国籍化しています。地域社会には多くの外国籍の人々が暮らしています。首都圏のビジネスは在留外国人がいなければ成り立たない分野があります。外国籍の人々と共存していくことは、現代社会のリアルなのです。

今の日本社会にはさまざまな課題があります。少子化への対応、貧困の改善、感染症対策、環境と防災、安全保障などは、「誰かがなんとかしてくれる」では済まない問題です。とても大きく複雑な問題ではありますが、複雑に絡み合っているからこそ、なんの取柄もスキルもない…という人にも果たせる役割があります。

持続可能な社会づくりや外国人との共生は、私たちのこれからの仕事や生活そのものです。

持続可能な開発目標(SDGs)を意識する東洋英和女学院大学国際社会学部では、分野横断的(リベラルアーツ)な学びを通して、グローバル化する現代日本社会をより深く理解し、いまここにある問題に気づき、皆が生きやすい社会を実現していくための基礎を作っていきます。