「サステナブル・コーヒーとは、生産者と共同生産者の関係を築くこと」−桜井愛子ゼミがコーヒーサロンに参加しました

東洋英和女学院大学では、「一杯のコーヒーから考えるSDGs」をテーマに、2019年度からコーヒーを通じた持続可能な社会づくりに取組む株式会社ミカフェートと学生との協働によるコーヒープロジェクトを手がけています。寄付活動を通じてコーヒー産地のコロンビアとの交流も行われています。2021年3月にポプラ社から刊行された『コーヒーで読み解くSDGs 』にもその活動は紹介されています。


『コーヒーで読み解くSDGs』についてはこちらから↓↓↓↓↓↓

https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008331.html

東洋英和女学院大学コーヒープロジェクトの詳細はこちらから↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

https://www.toyoeiwa.ac.jp/daigaku/campuslife/2021/05/20210525.html

コロンビアの産地との交流はこちらから↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

https://drive.google.com/file/d/1UwGlhMYeMAYrCBsr_Ys0GPb0GnFc1wsx/view?usp=sharing


国際社会学部の桜井愛子ゼミ(3年)では、『コーヒーで読み解くSDGs』を3年ゼミで輪読し、持続可能な社会の実現に向けて私たち自身の考えるサステナブル・コーヒーとは何かを考えました。ゼミ生15名が自身のサステナブル・コーヒーの考えをグループで討議し、以下の考え方がゼミで考えるサステナブル・コーヒーとして選ばれました。

「サステナブル・コーヒーとは、生産者と消費者という関係性を生産者と共同生産者に置きかえていくことである」

私たちは日本でコーヒーを消費する立場にあります。しかし、いま私たちが飲んでいるコーヒーを次の世代の人たちも同じように楽しむことができるようにするためには、自分の飲むコーヒー豆がどこで誰によって栽培されているのか、コーヒーを栽培する人たちはどのような暮らしをしているのかなど、コーヒーの産地をより理解しようとすることが大切だという気づきを得ることができました。産地をより理解することで一杯のコーヒーにつまった生産者の努力を知ることになり、コーヒーを単に消費するだけでなくコーヒーの価値を理解することにもなります。それは単なる消費者ではなく、産地に寄り添う共同生産者になるということにつながります。また、自分が産地を知り消費を見直すだけでなく、周りの人にもそれを伝えていくこと、そして一杯のコーヒーに支払う価格が生産者の暮らしや産地の環境を支えるためにフェア価格であるのかを考える機会にもなります。

ゼミで考えたサステナブル・コーヒーの考えを著者のお一人である川島良彰氏にご報告したところ、6月19日にオンラインで開催された第55回コーヒーサロン(主催:コーヒーサロン、日本サステイナブルコーヒー協会、共催: 地球環境パートナーシッププラザ)「コーヒーで読み解くSDGsを巡って」にて、急遽、東洋英和のコーヒープロジェクトと桜井ゼミの考えるサステナブルコーヒーについて視聴者の皆さんに共有するチャンスを頂き、大きな反響をいただきました。97名ほどが視聴され、コーヒー産業に関わりを持つ方々に加えて中学、高校、大学の教員や生徒、学生も多く含まれていました。

第55回コーヒーサロンはこちらから詳細をご確認いただけます。↓↓↓↓↓↓↓↓

http://www.geoc.jp/activity/international/2664922.html


消費と生産をともに考えるという学生の持つ柔軟な視点は、コーヒーだけでなく、SDG目標12「つくる責任 つかう責任」を考える上でも重要な視点です。一杯のコーヒーから考えるSDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals:SDGs)の取組みが、これからもより多くの方々との対話や協力を通じて広がりを見せていけるよう見守っていきたいと思います。



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