学生の記憶に残る授業をーー武藤克彦准教授

今日は、7月11日にオープンキャンパスで模擬授業を担当する武藤克彦先生の研究室をお訪ねし、色々とお話を伺ってきました! 

――武藤先生と英語の出会いはいつ頃、どんな出会いだったのでしょうか? 

 小学校4年生の時、近所に英会話を教えてくれる教室ができて、そこに通ったのが英語との出会いです。その時、使われていたテキストのダイアローグや挿絵なども含めて英語に興味を持って・・・英語って面白いなと思うようになりました。テキストにはアメリカの写真なども多く載っていて、それでアメリカに憧れるようになったかな。

 小学校の卒業文集に、僕は外交官になります!なんて書いていて、今思うとどうして外交官なんていう職業がわかったのか、思い出せないのですが、英語が好きだったことが外交官に繋がったのだと思います。 

大学は文学部に進み、演劇なども大好きでシェークスピアを研究していたのですが、同時に教育学にもずっと興味があったので中高の教員免許は取りました。大学時代に将来を考えた時、文学より教育の方が自分の学びを社会に還元するできると思って、大学院では専攻を変更してアメリカにTESOL(英語教授法)を学ぶために留学しました。専攻を変更するために猛勉強しなくちゃいけなかったけど、英語教育に転向して学生と関われるようになったことはよかったです。

――英和に赴任される前は、どんなお仕事をされていたのですか? 

 本(教科書や専門書)を書いて出版することをメインに、某航空会社で航空英語を教えたり、非常勤講師で英語を教えたり、たくさんの仕事を掛け持ちしていました。その頃娘が生まれたので、育児に参加するために仕事を制限して、ある時期は娘の育児にできる限り参加しましたよ! 

――とてもフレキシブルなお考えをもち、そして行動されるんですね。先生は学生にどんなことを伝えたいですか? 

 僕は小学校の時に、英語を好きになり、その好きな英語と共に人生を歩んできました。僕のように早い段階で好きなものを見つけられたのはとってもラッキーだったと思いますが、大学時代に自分の好きなことを見つけて欲しいと思います。好きなことは一生懸命やれば、人生のさまざまな場面で自分を助けてくれますし、好きなことじゃないと続きませんよね。 

――先生はご趣味も多いと聞いていますが? 

 僕、飽きっぽいからかもしれないんですけど、多趣味なんですよね〜カメラや写真を撮ることが好きで写真を撮りに車で遠くまで出かけたりしていましたが、コロナ禍では家族と一緒に出掛けて家族の写真を撮ることが増えました。音楽は特にジャズが好きでしたが、最近は娘の影響でJ-POPもよく聞くようになりました。軽音楽部の顧問なので、今はかえで祭で学生の演奏が聴けるのを楽しみにしてます。
――授業で大切にしていることは何ですか? 

 英語の好きな学生もいるし、苦手な学生もいるけど、学生の記憶に残る授業をしたいと思っています。英語力をつける授業はもちろん使える英語を身につけてもらえるようにと思っていますが、概論系の授業ではその場限りの知識の伝達ではなく、学生ののちの人生で思い出してもらえるような授業を目指しています。社会に出てから学生がふと授業で聞いたことを思い出してくれたらうれしいですね。 

――英和で英語を教えることについて教えてください。 

 英和は小さい大学ですが、だからこそ、いろんなことにチャレンジできて楽しいです。ただ単に英語の4技能を教える科目だけを担当するのではなく、いろんな授業を構築することができるんですよね。決められたことだけを教えるより、新しい授業を作り上げていくことが楽しいですし、学生の反応を見て、また新しいことを考えていくんですね。 

――最後に、オープンキャンパスに来る学生に向けて一言お願いします。 

 とにかくキャンパスに足を運んで、その大学の雰囲気を感じて欲しいですね。模擬授業や説明会だけでなく、オープンキャンパスをサポートしている在校生にもいろいろ質問して情報収集することをお薦めします。 

 7月11日のオープンキャンパスでは、武藤先生の模擬授業が受けられます!大学の授業を体験するチャンスですよ〜 

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