ゼミノート(Vol.2)長谷川かおりゼミ――アカデミックな能力と実践力の両方を鍛える!

ゼミを紹介する連載「国際社会学部ゼミノート」の第二弾!


そもそもゼミって?
 本学では、2年生から本格的にゼミ活動がスタートします。
 ゼミでは、1年間同じメンバー(十数名程度)で特定のテーマについて主体的に学んでいきます。学びたいテーマや教わりたい先生を自分で選び、議論や実践を通して学びを深めていくゼミは、大学の学びの醍醐味です。

☞具体的にどんなゼミがあるのか、みていきましょう!






長谷川かおりゼミ

 長谷川ゼミでは、ゼミでの行動経済学の研究を活かして、神奈川経済同友会主催の「産学チャレンジプログラム」や株式会社マイナビ主催の「課題解決プロジェクト」など、各種の外部レポートコンテストに応募をしています。こうしたコンテストでは、企業から直に直面する課題をテーマとして与えられるので、常にフレッシュな社会の変化をとらえることができます。それに対して、大学で学んでいる事をどのように応用するか、新たな事実や仕組みをどう調べるかなどアカデミックな能力と実践力を両方鍛えることができます。

 どんなテーマで研究に取り組むかは、長谷川先生からアドバイスもいただけますが、学生たちに任せられています。今年は、大学の学びのICT化や近隣鉄道会社の顧客価値向上のためのアプリ提案、コロナ禍の中での新しい日常で必要とされるIOT機器など、デジタル化する社会に関するテーマが多く、デジタル社会に企業が順応してゆこうという社会の潮流が実感できました。

 こうしたレポートを作成するときに、長谷川ゼミでは必ず文献資料の解読実際のフィールド調査を組み合わせます。文献やデータの読み取りや解釈も重要ですが、その意味をしっかり考えるには、実際にそれに関連する方々にお会いして、お話を伺って、できればその場の空気を感じて初めて分かることが多いのです。また、コンテストに参加して終わりではなく、その後学生たちは、その研究をさらに継続しています。

 例えば、そうした独自のプロジェクトとして、今年度から横須賀市の交流人口を増やすために、研究室主催で「よこすかぐらす」というホームページを立ち上げ、これから4年間学生と取材を重ねながら運営します。地域の素敵なお店を紹介したり、横須賀で活躍される方々の活動を紹介したり、高校生の皆さんにも参加していただける「魅せてヨコスカ」というPR動画コンテストを開催したりもしています。

 ゼミ生たちは、大学のゼミの授業時間だけでなく、オンラインでサブゼミをよくアルバイトの後の夜などにも開催していて、長谷川先生も参加されます。大変ですが、お互いに人とどう共同作業をするべきなのかなど、仲間になりながら深い経験ができます。

受賞歴(過去4年)


          
マイナビキャリアインカレ準決勝時の企業前プレゼンの様子

2021年度 「株式会社マイナビ 課題解決プロジェクト」 入賞 佳作 各1チーム
     「神奈川経済同友会 産学チャレンジプログラム」 入賞 3チーム
2020年度 「株式会社マイナビ キャリアインカレ」 準決勝進出 2チーム
       「インカレプレゼンテーションコンテスト ヴェリタス杯」 
                                                       三位入賞(2年ゼミ) MVP賞(個人)
2019年度「株式会社マイナビ キャリアインカレ」 準決勝進出 1チーム 
      「神奈川経済同友会 産学チャレンジプログラム」 優秀賞 
2018年度「インカレプレゼンテーションコンテスト ヴェリタス杯」 準優勝



             ヴェリタス杯準優勝時の懇親会にて

参考サイト
よこすかぐらす:http://yokosukaglass.jp/

長谷川先生コメント
 大学で学ぶ専門知識や思考法を、どのように現実の社会に活かすのか、仲間を作りながら自分を成長させるのは、とても楽しいようです!皆さんがあまり触れることのない様々な経済データやマーケティング・データに、現実の人間の気持ちや行動がどのように表れているのかご一緒に考えていきませんか。また、身近な「これがあればいいな」「これはどうしたらいいのだろう?」をアカデミックな裏付けがあるレポートにしてみませんか。クリエイティブな皆さんをお待ちしています!

こちらから、長谷川先生へのインタビューを読むことができますよ。



文献やデータを読んで学ぶことはもちろん、
実際に社会に出て肌で感じ、実践力を鍛えられるところが魅力的!
先輩たちみたいに、入賞目指してビジコンにも挑戦してみたいな!


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