英和と若葉台のかけはしになりたい!――清水花里果さん(2017年度卒業生)

卒業生インタビュー#1

国際社会学部の卒業生にインタビュー!
国際社会学部で学んだOGは、社会でどんな風に活躍しているのでしょうか?


第1回は、2018年3月に国際社会学科を卒業した清水 花里果(シミズ カリカさんをご紹介したいと思います。なんと、2021年6月3日に本学へ来校し、後輩である国際社会学部の2年生にレクチャーをしてくださいました。冒頭からハイテンションかつ英和愛あふれる清水さんのプレゼンテーションに、現役生も刺激を受けた様子。なぜ英和を再訪し、英和生へ講義することになったのかも含めて、インタビューを通じてお伝えします。



【第1回ゲスト】


氏名:清水 花里果(シミズ カリカさん

卒業した学科:国際社会学科
卒業年月:2018年3月
卒業時のゼミ:長谷川かおりゼミ
在学時の課外活動:かえで祭実行委員、オリエンテーション合宿の学生リーダー
現在の勤務先:一般財団法人 若葉台まちづくりセンター


――現在のお仕事について教えてください。


大学から徒歩圏の若葉台で不動産仲介業務を担当しています。英和生が利用している、路線バス23系統の終点「若葉台中央」です。

勤務先の若葉台まちづくりセンターは、半官半民の組織で、その名の通り「まちづくり」をしています。それゆえ、入職当時から英和生を若葉台に呼びたい、大学と一緒にまちづくりをしたいと思っていました。若葉台と大学のかけはしになりたい、その夢を叶えるため、本日母校へ参りました。


――現在のお仕事を選んだ理由は?


まず、あまりに英和が好き過ぎて、卒業しても大学の近くにいたいと思いました。そして、私も在学時は若葉台に足を運ばなかったのですが、就職活動をする際、「学生時代に若葉台を知っていたら立ち寄っていたのに・・・」と思いました。そこで、「英和生を若葉台に呼びたい、いつか英和生と一緒に若葉台でまちづくりをしたい」と、志望動機で語った記憶があります。英和は本当にいい学校なので、若葉台の住民の皆様にも英和へ来てほしいです。相互交流のプロジェクトができたらと思っています。

――そこで母校再訪となったわけですね。後輩へどんなお話をしたのですか?


ほとんどの方が若葉台をご存じなかったので、まず若葉台の紹介をしました。若葉台の魅力だけでなく、課題も含めてです。そして最後に、英和生に取り組んでほしいお題を提示しました。英和生や教職員の皆様が困っていることを若葉台で解決できるか、調査研究してほしいということです。若葉台に行くことで、何らかの課題が解決するのであれば、若葉台に行ってみようという気になるのではないでしょうか。


――清水さんのプレゼンテーションを拝見しましたが、学生目線でよく考えられた内容とお題でした。なぜ、学生の立場になって考えることができるのでしょうか?


実は私自身、大学3年の時に同様のことを経験しているのです。英和の授業の一環で、湯河原のホテルに住み込みで働きながら、湯河原のまちおこしに関する企画・提案をしました。湯河原温泉観光協会からお題を出されて、現地に2週間生活し、その中で考えたアイデアを、最終日にプレゼンテーションするというプログラムです。賞を逃し、悔しかったこともあり、その時のことは鮮明に覚えています。今だったら勝てるのではないかと再チャレンジしたいくらいです(笑)。


――同じ神奈川県内の湯河原でまちおこしを考えていたのですか。現在の仕事に繋がりますね。湯河原のプログラムは個人での挑戦だったようですが、ゼミではチームワークを学んだと伺っています。そちらはいかがでしたか?


長谷川かおり先生のゼミでした。ゼミではチームでビジネスコンテストなどに挑戦します。個人とチームでは違った難しさがあります。入学時から仲良しの友人と同じゼミに入ったのですが、チームで活動する上では、むしろ友人でない方が協働しやすいということも学びました。仲がいいとかえって言い辛いこともありますから。

――入学時からずっと仲良しの友人がいるというのはいいですね。清水さんが英和を好きな理由のひとつに、英和生の人柄の良さを挙げていますが、その点について詳しく教えてください。


英和の友人は今でも本当にいい友達です。今日も久しぶりに英和生(後輩)に会って、やっぱり英和生っていいなと思いました。まじめで、おっとり、ふんわり、というのが私のイメージです。私はそういうタイプではないのですが(笑)。

そして入学してみると、友達にも恵まれました。私は高校時代、決して優等生ではありませんでした。元々は授業を聴くのも苦手、人前でプレゼンテーションするのも苦手。でも英和で変わりたい!と思ったんです。そしてこの子たちとなら私も変われる!と思いました。友達になった子たちがみんな真面目でいい子だったので、私もみんなみたいになりたいと思ったのが大きかったです。その子たちのおかげで、私までいい成績を取ることができました。結果的に総代となりました。卒業式に頂いたトロフィーは我が家の家宝です(笑)。家族にも「英和で変わった、人生のターニングポイントだ」と言われています。苦手だと思っていた授業を聴くことやプレゼンテーションも、全力で取り組めば新たな発見があって、だんだん楽しくなってくるということを英和で経験できたのは大きいです。社会に出てから、その大切さに気づきました。

本当に楽しい学生時代だったので、今でも英和の授業を受けたいです。当時の教科書、ノート、小テスト、すべて持っています。捨てられません。先生もいい方ばかりでした。先生に質問しやすいのも英和の良さだと思います。私は何でも相談に行っていました。英和には気軽に質問できる環境があると思います。

正直に言うと、私は英和が第一志望ではありませんでした。何しろ3月受験ですから(笑)。でも入試の日に初めて英和のキャンパスを訪れ、一目惚れ!正門から守衛室までの道で、「お嬢様学校だ!」とその雰囲気に魅了されました。3月に受験した大学からは複数合格を獲得したのですが、迷わず英和に決めました!

――最後に、英和生へメッセージをどうぞ。

周りの大人を信じてみてください。困った時や不安な時、先生やキャリアセンターの職員の方などに相談してみてください。本当に親身になって相談に乗ってくれます。




終始、清水さんの“英和LOVE”に圧倒されながらのインタビュー。本学にとって英和生が一番の財産だと再認識した時間でした。人生の輝かしい時間を英和で過ごした先輩たち。キラキラしたOGを今後もご紹介していきたいと思います。


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