メディアを通して世の中を知るーー国際社会学科 小寺敦之教授

 

今日は国際社会学科の小寺敦先生にお話を伺いに来ました♪
新1年生のみなさんにむけて、小寺先生からメッセージをいただきました。


小寺敦之先生の授業風景


―小寺先生、こんにちは!小寺先生はメディアがご専門ですね。どのような授業をご担当されているのですか?

みなさん、こんにちは。私はメディア関連の科目を幅広く担当しています。1年生後期の「メディアリテラシー」や2年生以降の「メディア心理学」、「メディアの歴史と現在」といった科目を担当しています。2年生以降のゼミも担当していますので、もしメディアを勉強したいと思う方は、ぜひお越しください。

―英和生でメディアを学ぶのはどのような学生なのですか?やはり、メディア関連の科目は、将来の就職先としてメディア業界を目指す学生が多いのでしょうか?

皆さんの中には、もしかしたら将来アナウンサーになりたいなとか、テレビ業界で働きたいな、といったように、メディア業界に関心を持っている人もいるかもしれません。あるいはメディア業界なんか関心がないから、メディアを勉強する気はないという人もいるでしょう。

メディアを学ぶというのは就職活動のためだけではありません。私たちはメディアを通して世の中を知ります。メディアがないと、私たちは社会で何が起きているかを知ることができないんですね。

勉強も一緒です。昔の日本で何が起きていたか?今、世界で何が起きているのか?教科書、本、テレビ、ネット・・・、こうしたものがないと、私たちは「知る」ことができなくなります。それだけでは、ありませんよね。スマホを通じて友達とつながったり、あるいはスマホで自己表現をしたり、音楽を聴いたり、映画を見たり・・・。私たちは、自己実現の道具、あるいは自分の居場所や役割を探す道具としてもメディアを使っています。

メディアの影響を受けないように、メディアの情報を正しく判断できるように、と言うことはとても簡単ですが、実は到底無理な話なのです。私たちにできること、私たちがやるべきことというのは、メディアと社会の関係をきちんと理解して、その上で自分はどのようにメディアと向き合っていくのか、メディアをどう使いこなしていくのかを考えることです。大学で学問としてメディアを学ぶというのは、その方法を探すという意味があるのです。


―なるほど~!メディアを学ぶことは、私たちみんなにとって大切なことなのですね!1年生向けの授業では、どのようなことを学べるのでしょうか?

1年生向けの入門の授業では、「表現の自由」についてもお話しします。表現の自由、という言葉は聞いたことがあると思いますが、実は社会で皆さんが生きていく上でとても重要な考え方です。メディアに興味がない人、あるいは法律に関心がない人にも無関係ではありません。必ず、皆さんの人生に関わってくるテーマであるわけです。「自由」というものの意味や価値について、そして社会で自由に生きるとはどういうことか、ということについて考える時間にしてほしいと思います。 

メディアって、思っていたよりもずっと奥深い学問ですね!!
小寺先生、ありがとうございました♪

小寺先生は、「メディアリテラシー」「メディア心理学」「メディアの歴史と現在」をご担当されています。興味を持った方は、ぜひ、履修してみてくださいね。

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